リキむ



 力まずには、何も出来ない人がいる。



 何をやるにもテンションをあげ、気合を入れて、力いっぱいやることで解決に向かう人がいる。



 気合を入れること自体は良いことだが、何時も気合を入れずには何も出来ない、いや、知らず知らずのうちに肩に力が入ってしまうある種の「病気」と言ってしまってもいいだろう。



 当然、必要以上に頭に血が上っている。



 へまをして反省しても、カッカしているから、やはり同じ失敗をする。



 本人はめいいっぱい反省しているつもりでも、注意力が周りに行かないから、同じへまを繰り返してしまう。



 これにかかってしまうと、抜け出すのが苦しい。本人に自覚が無いし、更には自覚症状も「何事にも本気である」というプラス要素を評価されることで自分自身のアイデンティティとなり、それを手放すことに恐怖を感じてしまう場合すらある。



 ただ、この病気にも利点がある。



 普通の人なら尻込みしてしまうような膨大な仕事や困難な直面にぶち当たってしまった場合、力技も面倒くさいと思うことなく、もともと気合が入りっぱなしな為に、そのまま難なくクリアしてしまうことも多々ある。



そう言う利点もあるから、なお更この病気は治りにくい。



 「あいつは時々すごいことが出来る」「不思議な奴だ」そういう周りの目から抜け出せずに、肩の力を抜くことが出来なくなり、そのまま突っ走らずには居られなくなる。







 売上の上がらないRusty。苦しむヨメ。空回りする自分。



 収入が少なくなると、さらにせせこましくなり、自分が小さくなり、更に肩に力が入る。



 自分の小ささを認められないために、更に窮屈になる。



 家族を守るための仕事と職業。



 夢のためにと大手を振って言える年ではない。



 自分とヨメとの、二人の生活を守るだけでも世の中は苦しい。



 それ以上を望む前に、まずこの生活を何とかしないと行けない。



 そのためにも、肩の力を抜いて、仕事をしたい。







 「この歌をお前に」と、カラオケで浜田省吾の「J-Boy」を熱唱してくれた同僚がいた。



 それまで浜田省吾を聞いたことは無かったが、何だかこの歌を聞いていると熱くなってきた。



 こういう熱い仲間が居るから、まだ頑張れる。



 肩の力を抜いて、力まずに、大きく仕事をしていこう。



 上半期が過ぎて、今日から10月。半ば開き直り。



 ゆっくりゆっくり、しっかりしっかり、きっちりきっちり、大きく大きく、仕事をしていこう。







 君も、力んでない?大丈夫?




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