いんーたっねと

 かれこれ、5年くらい、ネットに触らない日は一日もないといっても嘘じゃないだろう。
 間違いなく自分はネットジャンキーだと思うし、そんな自分が嫌いでもないのだが、果たして「自分にとってネットって何だろう?」とふと青臭い事を思ってしまいます。
 果たして、ネットは看板なのか、ポートフォリオなのか、時間芸術なのか、そもそも芸術なのか、はたまた全く新しいメディアなのか、その辺りも自分の中で解消しきれていない。
 多感な年頃には本やゲームや映画に囲まれ、ネットというものが全く存在しなかった。23歳あたり、大学を卒業する頃からネットという存在がじわじわと侵食し始め、その中では生まれもってネットが血液として入っているわけでもなく、かといって「全く解らない新世代のもの」でもなく、非常に中途半端なメディアとして捕らえざるを得ない。
 これが5歳下、5歳上なら結構はっきりと色分けができる世代かもしれない。
 学生時代は全くネットという存在に触れず、新卒で会社に入った瞬間からネット漬け。言ってみれば、学生>非ネット、社会人>ネット、という切り分けになってしまう。
 今もって、一日100通近いメールを処理し、何百というサイトを一日に見る生活を送っていると、ふとそんなことを考えてしまいます。
 いとうせいこうの「ノーライフキング」やYMO、サイバーパンクと共に過ごし、見ていた未来は、気がついたらこんな形で現実化していたんだな。この世はまさにSFなのだなぁ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください