僕の尊敬する先輩のブログに「中学高校のときの日記」というものについて記述されていたよ。
とても甘酸っぱいものを感じながら、自分の手元にも膨大なノート群(約70冊)があることを思い出しました。
そうそう、僕も中学時代からノートを書き連ねる癖がついてました。
社会人になってからも、3年くらいはまだPCやインターネットのインフラが整う前だったので、ノートを使って議事やToDoを管理する時代だったため、学生時代から業務に至るまで細かい記録がアーカイブされていました。
このブログといい、自分の言葉をアーカイブ/蒐集することに何か変な情熱を持っているようです。昔から。
そんな中、先輩を見習って自分の中学時代を思い出し、ノートをめくってみると・・・
(淡い恋話が思い出される事などを期待しながら)
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(日付記録が無く、詳細不明)中学三年:1987年頃と思われる。
強靭な精神を
抜け出すためだけの勉強は、新手の拷問を受けているみたいだ。
ほとんどが一瞥されただけで落とされていく。当然な事を考え、目の前に積み上げられた参考書や模試の結果を見ながら、若者の精神が急速にやわになってきているんじゃないかという危惧をもった。おそるべき無教養。限りある青春の無駄遣い。受験をなんでそんなにイージーに考えられるのか。偏差値ばかりが無責任な大人たちに過大評価されるものだから、惑わされているのかも知しれない。
(中略)
目的を見失うな。目移りばかりしてないで自己に深く潜り込み、息苦しくなっても耐え、ギリギリのところで水面に顔を出し、外の世界をコレまで知らない眩暈の中で発見する。その発見を高校に求めるのだ。鯉から吐き出されたあのヨナのように。学徒という職業は古代の哲学研究者の末裔でもあるのだ。
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えーと、誰?
君、学徒だったの?
一瞥って意味わかってる?
眩暈って書いてみたかっただけちゃうんか。
15歳の少年は「若者の精神がやわになってきている」かどうかより
まず自分の頭と高校受験を心配しろ。
いやあもう、驚きを通り越してショックですよ。
私にもこんな堅物真面目な(自分で言うな)時期があったなんて。
いつから私は目の前の日銭しかみない「へらへらクラゲ」な人間になってしまったのでしょう。
誰か教えてー!!
うん、なんとなく芯は変わってない気がしますが、若い頃はやたらと難しい字を使いたがる中二病でしたな。というか、今読むと全く意味がわかりません。勢いと高尚ぶりたいためだけに書いてるなこれ。更に言うと、中学時代から村上龍の影響受けまくり。そりゃ捻くれるわ。
そしてこの文章が延々と二ページびっしり埋まっている。若い頃から長文記述の癖が変わりなし。三つ子、じゃない、十四つ子の魂百までだ。
上記のはまだ恥ずかしさに耐えられるレベルの文章でしたが、その他の文章は更にしかつめらしく何が書いてあるのか全くわからなくなっておりました。当時よりも頭悪くなってるんでしょうね。僕。
先輩のブログでは90%が恋話とありますが、僕のノートはどこを切り取っても恋話無し。恋話無しでノートを書き連ねられるのは、むしろハイレベルなスキルではないか。僕の青春を誰か返してくれ。
因みに上記のようなこと書いといて高校受験落ちました。倍率1.01倍で。
1999年ごろの日記になると・・・当時社会人3年目
10月13日
佐賀出張:6:00新幹線
起動プログラム入れ替え
10月14日
地下編集卓:VHSコピー
大垣市○○検収
花○しき:企画提案打ち合わせ
18:30 ○○イベント打上参加
21:00 角館行き
10月15日
プロダクションに声優確認
見積・企画提出(Fax)
10月16日
朝出~富山
プラネタリウム企画書打ち合わせ
10月17日
神楽坂
銀行 融資相談
10月18日
田端 ロボット立上~車手配:工場へ
・・・・うん、やっぱり色気ない。
というか、今と比較にならないほどエネルギッシュに活動してる。
なんで銀行に融資相談なんかしてるんだ。
制作から企画、経営にいたるまで、仕事の幅は今より全然広いんじゃないか。
学生の頃といい、社会人はじめの頃といい、確かに何かを思い出させてくれる。
そのほとんどが、今の僕が忘れていること、失いつつあるもの、です。
当時はまだ書物の世界や閉じた世界しか知らなかった。その中で、でも「知らんものは知らん」と言える自信を持って世界と立ち向かってた気がします。もちろん、いろんな人に迷惑を掛けてきたけど、それでもタフに立ち向かってました。少しづつ世を知るにつれて(まだ解らないことは多いけど)、足が竦んだり捻くれてしまったりしている事は否めません。
23年前も、11年前も、キラキラしてた、と言うと語弊はありますが、今よりは明らかにギラギラしていた。と思います。今はテカテカしてます。
やっぱり、ギラついていないとね。
当方枯草の様な既婚十年目。
でも、枯草は湿気が無く、よく燃える、はず。と信じてる。
GYA-!
突っ込みどころが満載すぎてどうすれば。
ボーダーオブライフときましたか。
難しい字を使いたがるというのはよくわかります。
私の日記も恋バナでありながら、そういった中二病に冒されている感じでした(どんなだ)
この時期ってアレフガルドに留学してたんですよね?
>大先輩
自分の亡骸とも言えるノートを封印しておりましたので、このタイトルで。。。(更には、最近は体力ゲージ残り1ドットレベルなのです。)
難しい字を使った恋バナ、ぜひ見てみたいところです。わずかながらに僕のノートに在った恋バナは澁澤龍彦臭満載でした。
そうそう、中二の2月にDQ3発売なので、この時期はずっと留学から帰ってきておりません。おかげでこの有様ですよ!(逆切れ)