記号論からの脱却

美大・芸大出身者なら皆経験しているトレーニングだと思いますが…僕は経験が無いもので。
最近、ベティエドワーズの著書を読んで、「小説を上下逆に書き写す」という実習をやってみました。
なんの役に立つか…そんなもん知りませんがな。楽しそうだったからです。

で、結果。これはすごい。やばい。ぱない。(若者言葉2回目)
自分の中で如何に言葉が記号としてこびりついているか。意味を捨てて図形、形として純粋に把握するのにどれだけ時間が掛かるか。見開き2ページやっても多分出来てない。1ページ目を終わった段階で、少し変わった程度(変化が文字に現れました。これがまた衝撃)。意図的にゲシュタルト崩壊を起こさせる強烈なトレーニングです。見開き2ページに足掛け3日掛かりました。

1・はじめ1ページは苦痛。何がなんだかわからない。
2・頭痛い。
3・2ページ目に入ったあたりで、ようやく形としての「線と塗り」がうすぼんやりと見えてくる。
4・頭が割れるように痛い。
5・見開き終わる辺りになってようやく、「漢字と言うブロック」ではなく全体の位置関係が見えてくる。
6・疲れた。寝ます。

やってみないとこれはわからない。「だまされたと思ってやってみる」ことの有効性。実践力の強みを改めて感じました。僕の「とりあえずだまされてみて何でもやってみる」性格は楽しい道具になってます。今のところ。

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