獅子舞

今日は9月10日。

富山県高岡市福岡町の例大祭(秋祭り・獅子舞)の日です。

通称「表の宮」では共盛会の獅子舞が、「裏の宮」では交進会の獅子舞が。そして第三区では三ノ和会の獅子舞が回れていることと思います。

共盛会と交進会では氷見獅子の流れを汲み、フタアシやゲンバヤシを中心とした荒々しい舞が、三ノ和会は砺波獅子の系譜を継ぎ、福岡では「雌の獅子」と呼ばれ優雅な舞が行われており(以下あまりにも僕の獅子舞愛が鬱陶しすぎるので省略)

えーと。

僕も18歳、大学進学で上京するまでは交進会の一員として獅子舞に参加していました。剣持、小天狗、ひょっとこ、カヤ、獅子頭、ぺっぺ(笛)、太鼓、ほとんど全てを経験させていただきました。もちろん最大のヒーロー「獅子殺しにおける大天狗」の役だけは経験年数が足りませんでしたが…。

けんかやま と並び、僕の原風景になっている獅子舞。お祭りは何にもまして僕にとって大事なものです。

その9月10日。もちろん、この日を「創業記念日にしたい」と思い、映像制作事務所「彌榮制作」を創立しました。

2015年設立のため、これで満7年。あっという間の7年間でした。

全てはお祭りに参加するために生きる僕が「皆様の役に立つことで、堂々と鳥居をくぐれる生き方をしたい」というただそれだけでやり続けてきた所業です。資本主義も事業拡大も関係ありません。僕は僕。ただ来年のお祭りまで生き続けられれば良いのです。

まだまだ、頑張ります。

(以下、獅子舞で読み上げられるめでたき花口上です。

 富山県民は全員知ってます。絶対です。)

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東西東西

目録一つ

金子益々積んで積んで積んで積んで立山の如し

御酒は流れ流れて小矢部川の如し

御肴は日本海におーるだけ

人気益々栄当栄当

右は、皆様より御贔屓とあって

彌榮制作若連中にくださる

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ご興味あるかた、このようなものでございます。

参考)新湊獅子舞 昼口上

参考)西古新町獅子舞 夜口上

参考)小矢部獅子方若連中 昼口上

と、富山県には2000近い獅子舞が毎日どこかで舞われているのです。

彌榮制作の真の目標は、自分の獅子舞団体を持つことと、自分の曳山を持つことです。

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