暴走特急の九年間

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 かみさんと僕。

 結婚記念日は僕の誕生日だけど(11月6日)、今日は交際が始まって9年目の記念日。

 いろいろあの頃を思い返すと、日付的にどうしても計算の合わない云々もいくらかあるけどその辺はもう気にしない。ほら、もう、僕大人だし。多分。知らんけど。

 カスガイとなる存在もないまま、よくまあ9年も一緒に居られるものだ、と半ばあきれるやら驚くやら。不思議なものだけど、年を取るとはこういうことか。

 年を重ねる喜びもあるものです。

 まるで暴走特急のような九年間。多分今年もそうなることでしょう。ええ、こういう生き方でも本人気に入ってますもので。

久々にRustyの看板を磨く。

 知る人ぞ知る僕の昔の屋号「Office Rusty」。

 もう8年位前ですね。00-01年ごろ、その名前で制作事務所っぽいことやってたんだよな。

 今思うとよくもまあそんなことが出来たものだ、と思いますが、若さって怖いですね。傍若無人な26歳でした。当時金もないまま結婚もしてしまったために、怒涛の日々を送っていた記憶があります。というか当時から既にこのブログはじめてたので、その恥は全て記録されてますな。それもまた怖い。

 その後再上京したりサラリーマンしたりして安定を確保しようとするも、そもそも人格が不安定なために訳のわからない日々をすごしておりました。当時は「もう二度と独立など考えるものか」
と考えてましたね。思い出したくないほど追い詰められてました。ブログ見返すとその苦労思い出してしまうのですが。

 今、改めて独立を考えるかといわれると、今奉公している場所に対するご恩が強すぎて、そんな事は微塵とも考えないのが実情ですが、独立そのものに対する恐怖心はだいぶ薄れてきました。

 8年前、自分自身でつけた屋号「Rusty」。色々あって、上京(と言う名の逃げ)の後、4年ほどは「もう二度と見たくない!」とまで思っていました。精神的にも、完全に逃げてたんですよね、当時。でも、最近、改めて見直したときに、すんなりと受け入れられるようになってきました。受け入れた、と同時に、そのとき迷惑をかけた人たちに対してもちゃんと報いないといけない、と襟が正される気持ちになりました。

 その気持ちを込め、改めて「Rusty」の屋号を大事にしよう、と思い直してます。

 いや、だから、起業とか独立すると言う訳じゃないんです。自分がつけた屋号を、ちゃんと誇らしく持ちたい、と言うだけなのです。

 因みにRustyは、ミュージカル「スターライトエクスプレス」の主人公の名前です。ロンドンに見に行ったんだよね。確か。ミュージカルそのものは詳しくないけれど、そこにおけるエンターテイメント性、伝統と圧倒的な実力の世界、子供たちにも親しみやすい筋書き、完璧に計算された舞台装置、そして夢。僕が仕事で演出したいものがまさにここにある、と感じたのが、この「スターライトエクスプレス」でした。その想いを込めて、屋号にしました。同時にスタートしたパソコンスクールも「RustyRed」。いやーん僕ってセンチメンタルなネーミングしてるじゃない。中二病っぽいわ。男のセンチメンタルは大嫌いなのですが。名前の由来、自分ですら覚えてなかったよ。もう一度錆びを落として、看板をきれいにしないとな。

 「Rusty」を屋号にすることを決意させた、このミュージカルで一番好きなシーン。失意のラスティが「神は自分の中に居るのです」的な天啓を受ける場面です。こう書くとベタベタだな。でも、歌唱力と迫力があまりにレベル高すぎて、ベタなストーリーを吹き飛ばしていました。人の声の威力、歌の力って本当に凄いです。

できれば歌詞を見ながら効いていただくと、よりこの良さを理解してもらえるかと思います。本当は現場で生の歌声を聞くのが一番でしょうけど・・・もうやってないんだよなぁ。

 Rustyの「I can achieve Anything!(Only you , Have the power within you)」で、心から感動したのです。で、その年に起業して結婚しちゃったんだよな。単純な男だな僕は。

 でも、ホントはこういうストレートなの好きなんだよね。

 もう一度、屋号に恥じない何かを見つけていきます。

 ううむ。若いなぁ。青いなぁ。僕。そういうキャラを楽しんでいる最近です。最近職場ではおじいちゃんキャラになっているので、バランスとってます。

闘争心

僕は闘争心が薄いです。

 と書くと「この大うそつきめが!」という声と「そうだな」という声の両方が聞こえてきます。あと、「髪の毛もな」と言う突っ込みも。いや、どれもホント、どれも真実なんですけどね。

 でもまあ、個人的には勝負事や動きそのものは淡白、だと思ってます。思想は煮えくり返ってますが。

 今、僕が通っている学校で「闘争心が足りない!」と言うことを恩師から強く叩き込まれています。特にこの2~3年、淡白に生きるようになっているなぁと思っていた矢先のことなので、かなり大きく響いてます。

 元来、我武者羅とか足掻きとかが苦手であります。スマートでないとモテない、と言う気持ちがあるために。本当は違うんだけどさ。

 我武者羅にやっても出来ない自分を見たくないから逃げているのであります。なんだこの青春語りは。

 それに加え、年齢を重ねてくると「もうこんなもので良いだろう。」と言う妥協点にたどり着くのが早くなるんですよ。体力が無くなって来てるんだよね。真剣に考え抜けないと言うのか。これはもう、単純に甘えなので自分で早急にたたきなおします。

 それでも、年齢が僕を許してくれるだろう、と言う甘い気持ちが僕のどこかにあったため、ちょっとこの2年ほどは気楽に、気楽に生きてきたと思います。それによって得た余裕、ゆとりがあることも否定しません。

 そのため、以前はまだ多少闘争意識のある人間だったのですが、最近は闘争心を感じないようになってしまっています。

 もともと、人と比較することが苦手なため、誰かと戦う、と言う意識もあまり感じないのですよね。僕、自分にしか興味ないので。闘争しようがありません。全ては博愛です。

 だけど、そろそろそんなことを言ってる場合じゃありません。世間一般に、楽しく生きる秘訣は確かに余裕溢れる生活と正しい家族計画なのかもしれませんが、そのスタイルは僕にとってちーとも興味が湧かない生活なのです。変態的生活と享楽的仕事、侠気兼狂気溢れる中二病スタイルの貫徹こそが我が生きる道。なのでひたすらやりたいことを貫くことで得るものこそが僕の楽しみです。自分の好奇心に対する闘争心を燃やさないと、僕のこの先は自分のやりたい事を守り通せなくなりそうです。なので、やりたいことに蓋しないでやるぞ。やりたい事やるぞ。やりたい事やるぞ。やりたいこ と やるぞ。

先日も書いたけれど、今の僕は周囲に恵まれていて、様々な面で尊敬できる人に囲まれています。クリエイティブに関しても、スクール事業に関しても。その人たちと正面から戦っていくことこそ一番の礼儀なのでしょうね。あまり競争意識ないのですけどね。この辺が僕のオシトヤカな部分なのです。おいそこの笑ったやつ正座。

 考え方がバーサーカーなので、行動もバーサーカーになると言文一致。知行合一。陽明学的に正しい男になります。ただ暑苦しいだけとも言いますが。

 まだまだがんばります。眠いので落ちも何もなしです。ごめん。

1,000タイトル達成

 全く個人的なお祝い事ですが。
 このサイト続けてきてはや9年、今日の記事にて1,000記事を突破しました。
 いやー、えらい数の恥をさらしてきたものだ。

その間

  • 引越し3回
  • 結婚 1回
  • 転職 4回
  • 借金 合計多分千万単位
  • 貯金 すずめの涙
  • 身に付けたもの 脂肪
  • 減ったもの 毛

 人生どん底から更にどん底を這いずり回って生きてます。このサイトはそんな駄目な男の記録として永遠に残しておきます。

 こんな金にも何にもならない無駄話をなぜここまで続けられたのか。ここまでやってこれたのは、自分のポリシーを曲げずにこれたため、だと思ってます。自分に嘘つかない場所、という意味で僕のリハビリの場所なんですよね。ええ、現実の人生は嘘だらけなもので。

  •  書くなら世の中の万人に見せる。この関係の人には見せない、と言った区別はしない。
  •  僕のことを知ってる人は全員読んでいる、という覚悟で書く。
  •  一度書いたものは基本的に削除しない。
  •  どんな不利益があろうとも自分が信じたことは書く。
  •  絶対やめない。なんといわれようともやめない。
  •  上記を守り抜く

 という気持ちでやってきました。ええカッコしいなこと書いてますが、僕自身の生き方のポリシー、且つ表現に対する誠意なんです。いろいろ書くことによって迷惑をかけた方々もいらっしゃると思います。表現することで傷つけることは多々あることを踏まえつつ、もちろん勇み足や失敗には反省をし、それでもポリシーだけは曲げないで頑固にやりぬくこと、とっても大事なことだと思ってます。飽きっぽい僕でもコレだけ続けられたですよ。

 そんなこんなで1,000記事。これからもよろしくです。誰か祝え。飲むぞ。