ゴーストバスターズ16

もうすぐゴーストバスターズが公開されるのですよね。

僕は10回以上GBを見て、2に至ってはパリでフランス語吹き替え版を見に行くほどの(ちょっと嘘。たまたま映画館に入ったらやってただけ)GBファンだけど、個人的に映画そのものについて「最高の映画!」と思ってるわけじゃない。んなこと言ったら敬愛するライトマン監督に申し訳ないのだけど…

何故にGBを愛するかといえば、思い出補正含めて「バブル直前の社会の盛り上がりと、到来しつつあるコンテンツ豊穣の時代それを象徴する軽薄な映画(褒め言葉です)だったから、というのが全てなのです。

映画というコンテンツ、そしてその前後に押し寄せる洋楽、ゲーム、TV、アメリカNo1イズムの時代の幕開けを一番感じさせてくれたのが、僕にとってはゴーストバスターズだったのです。’80コンテンツ時代の象徴が、マシュマロマンでありゴーストマークなのです。

というわけで、いろいろ書きましたが観に行く予定です。
事前情報として知ってるのは、多摩川の直前で阻止できないことや石原さとみが可愛いということくらいです。

1984年に公開された映画「ゴーストバスターズ」の最新作予告編が公開されました。最新作はリブート作品と…
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新たなカットアップ手法

僕は時々「奇妙奇天烈な行動をする」と言われます。本人はそのつもり無いのですが、よく言われます。言われてるみたいです。知らんけど。

そんな日常の中に
「PVやMVを見ながら映画を流しながら本を読みつつiTuneで音楽を流す」というものがあります。

それはそれでいいのです。理解され得なくとも。
その行動で、とても素晴らしいことがありまして。

先ほど、Princeのライブを流しながらジャッキーチェンの酔拳を流していたのですが「Little Red Corvetteと酔拳のアクションシーンのリズムはとてもマッチする」という
誰も想像したことがないであろう心地よいマッチアップが実現しました。

これからもこの活動を行っているとこういう出会いが待っているかもしれない。

ひょっとするとこれはバロウズ以来のカットアップ手法を編み出してしまったかもしれないぞ(笑)。

画像に含まれている可能性があるもの:画面、1人以上、室内

ほのかに照れる、デートという振る舞い

今日は丸一日、友人と二人で過ごす休日でした。

渋谷ランチからお互いシンゴジラ二回目の拝観。
「観ました」「僕も観ました」「じゃあ一緒に観ましょう」という不思議な流れ。

その後は乗り物好き・モノレール好きという共通の趣味にて東京モノレールに乗りに行き、そのまま羽田空港を堪能。
好天の下のモノレールは本当に気持ち良い。下手な喫茶店でお茶をするより、話も弾む。
お互い天平庵のどら焼きを頬張りながら、気分は阿房列車。
ゴジラの出現場所等で盛り上がりつつ楽しみつつ。
熱い舎人ライナー押しを聞いてしまい、僕はお別れの後、舎人ライナーに乗りに行く。

何より、こうやって一緒に過ごす貴重な時間を持たせてもらえることって、なかなかない。
大学時代はもちろんその時間がほとんどすべてだったと言っても過言ではないが(勉強しろよ)、
大人になってから、午前から夕方まで「映画見たい」「乗り物乗りたい」に付き合ってもらえる仲間がどれだけいるのだろうか。
今日もそうだけど、10年話してても、文房具の話、東海道の話、洋楽の話、ゴジラの話、毎年話題が増えるから、興味は尽きない。
そして今日一番僕が聞いた危険な話題は「駅めも」について。今日1日で73駅回りました。

こういった長い繋がりが、新しい価値を生み出す源泉となるのです。
そうそう、この方が今月の「たすくせんせい」ゲストの方予定です。
この博学振り、そして美声にて、ゴジラの話や、長い付き合いになっても話題が尽きず仲良くしていける秘訣などお聞きしていく予定です。

山本 輔さんの写真
山本 輔さんの写真
山本 輔さんの写真

夏の終わりに

どんなことにも、終わり方や区切り方には作法があって。
それは政治でもアイドルでも夏でも恋でも全く同じこと。

巷では解散総選挙とか25年目の解散とか、いろいろ騒がしさを増す夏の日曜日。明日は終戦記念日。耐え難きを耐え忍びがたきを忍ぶ。

同時に、偲びがたきを偲んでも、誰にもバチは当たらない。
僕は耐え難いものからは耐えずに逃げるけどね。

結成から、さらに言えば前身からずっと見守ってきたバンド「The Lost Ctrl」が一つの区切りを迎え、夏の終わりと同時に充電期間に入ります。

そのタイミングで、新曲「SummerEnd」が発表されました。

25年続いている某5〜6人組ではないけれど、この6人組もいろんな思いを抱えて走ってきたものと思います。それこそ、去年の「夏の終わり」には、米国西海岸に飛んでライブツアーを行うなど、咲き誇る花のような大活劇を演じていました。

もちろん、過去を思い出して回顧に浸る趣味はないし、そんなことをしている年齢でも暇もありません。TLCも、僕も。

それ以上の活動に向けて、一つのけじめがあるのです。
未だ夢に抱いたまま、夏の終わりに染まるのです。

The Lost Ctrl 通算6枚目であり、ボーカルAMAとの最後のシングルです!…
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女子より深刻…! 飲食店で見かける「マウンティング男子」の切なさ

これは当たり前だ。男子たるもの、マウンティングが本懐に決まっておる。(by泉修一)

いつか別書きしたいと思っているのだけれど、ランパブで働いていた時、日々目の前で様々なマウンティングが繰り広げられるのを拝謁し「マウンティング男子」の健気さいじらしさに心打たれたものでした。(そして閉店後は女性のマウンティング合戦が始まるのだがこちらは怖すぎて聞いてられなかった)中年になろうが老人になろうが社長になろうが政治家になろうが、若い子の気をひく為に、そして社会で賞賛を浴びる為に、男はどんなポジションにいようともすべからく「俺すごい」「俺すごい」「俺すごい」「俺すごい」をなんと衒いなく戦わせることか。女性のマウンティングを緻密な情報外交戦略とするならば男子のマウンティングはただの殴り合い。

それがまた愛おしくも、衒いを感じる自分の幼さに辟易するのです。子供の頃にもっと背伸びしてマウンティングに参加して、礼儀作法を知っておけばよかった、と感じるのです。

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「この頃、都に流行るもの」で始まる『二条河原の落書』。室町時代、京都の二条大橋付近に掲げられたとされる落書(風刺文)である。そのなかに「賢者ガホナル伝…
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インターネットの<次>に来るもの

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新卒で入社した会社は、それこそ本当に未来志向で、今でいうベンチャー気質に溢れていた。まだどのようにインターネットとPCを使えば良いかわからない中で、NYの事務所とリアルタイムのやり取りをして、リュミエール兄弟時代からの映画アーカイブデータを構築したり、世界中の野生生物映像をストックしたり、日々「これまでにできなかったこと」を日々行っていた。もちろん、僕は新人であり、それが本当に「革命的」なことだとは気付かず、「大人ってこうなんだ」という無垢の状態で受け入れていたのだけれど。当時数千万円した(そして容量が2GBしかなかった)映像編集システムを好き放題いじらせてもらったなぁ。毎日がスクラップ&ビルドであり、プロトタイプを思いつくことや勝手に何か作り始めることにも寛容で、速度と好奇心と現存否定が常に求められていた。そして、その場所で社長に紹介された「このポリシーをもつ素晴らしい会社」に、僕は2005年から8年間務める縁をもらい、今の僕の仕事スタイルにつながっている。

この本の原題は「Inevitable」。インターネットの次なのかどうなのかは分からないけど、あの当時と同じように(否、あの時から、そしてその前からずっと続いているのだ)、日々が変わっている。あの頃の革命は「情報の接続」〜「データアーカイブ」にポイントが置かれていた。それは2005年ごろから更に変化し「プロセスの記録化」「情報の取捨・検索性」を経て、今はその潮流が「プロセスそのもの」になってきた、と思う。人の本質と各人の物語はそのまま膨大な記録として残され、何を作ったのかという「プロダクト」よりも作り上げる「プロセス」が人に感動を与える(今までもそうだったけどね)。
そう、感動、なのだと思う。これまで、マズローではないけれど、身元の安全や快適を求めて発展してきた技術は、感動とアクセスできるように変化してきたのだ。そして、それはこれまでの大衆化に必要だったテンプレート化という手法ではなく、全くのオリジナルとして存在・表徴できるようになってきたのだ。
というのが僕の見立てと感想。

まあ、生きてきて、よかったと思うし、これからどんどん生き易い時代になっていくと確信している。少なくとも僕は。夢と希望にあふれる世界だと、信じてきて良かったし、それを後押ししてくれる書籍だった。