文字のデザイン

が、すこぶる苦手です。
文字のデザイン
特に映像製作を長くやっていた身としては、テロップのデザインは非常に重要な部分であり、且つその昔某アメリカンプロレス番組のテロップを作っていたため、非常に数をこなしてきたと思っていました。しかしながら、今までの経験値は、非常に偏ってたなぁと反省するここ一か月です。今まで経験してきた製作のほとんどが、まあ、簡単に言うと「40~50代の企業内男性が見る事を趣旨としたセミナー映像」や「クライアントが企業部長クラスの方」のものであったり、あるいはきちんとテンプレに則ったものであったため、どうしても「全年齢にとって見易さを重視」、更にもっと言えば、「異常に文字が大きくて洒落ていない」映像テロップばかり作ってきたようです。
 そんなこんなで、通常に僕がテロップを作ると、非常にダサい
 近くにいるグラフィックデザイナー学校卒業生に聞いてみると
「何この文字」
「もっと小さく」
「行間空けて」
「隙間もっと意識して」
「大体座布団の隙間が小さすぎるのよ」
「座布団をめいいっぱい使おうとするこの根性がさもしい」
「ぼけ」
「はげ」
「早漏」
 といいたい放題言われてしまいます。うーむ、言われているうちが花、と申しますが、このままでは仕事になりません。
 そんなわけで、さまざまな雑誌にも目を通し、雑誌の誌面をトレースするなど様々な方法で文字デザインおよびテロップデザインを身体に叩き込む毎日です。
 そんな中、ひたすらテロップデザインのことばかり考えて考えて考え抜いた後で、ふと渋谷の街に出たところ、
 ものすごい数の看板。広告。文字のデザイン。
 サンプルが街に溢れている事にその瞬間気がつきまして
 いやー、ぜんぜん目に入ってなかったんだなぁ、看板類。もちろん、読んでいた、見ていたのだろうけど、文字は読めればいいという非常に短絡的な思考をしていたため、文字の形や見せ方に改めて驚愕しました。いやー、プロの作ったものがあまりにも街に溢れてるのね。
 そんなこんなで吸収しながら、また文字デザインに精を出す毎日です。仕事は?

5月といえば!

 けんかやま!
 さーいよいよ僕の祭り語りが解禁される月が来ましたよ。皆さん用意はいいですか。ここ最近、ブログで熱い語りが少しづつ顔を出してきた理由はただ一つ、5月15日のお祭りが近づいてきていたからに他なりません。日本最高の祭りと信じて疑わない、僕の心であり魂である伏木神社例大祭「けんかやま」まであと半月!今の僕なら豚インフルエンザも逃げていきます。
 もうこのブログを長年見ていただいている方には「また始まったか」と言われそうですが、そうですまた始まったのです。諦めてください。僕の頭は祭り一色になっているのです。地元ヤンキー魂ここに極まってます。僕の本性は田舎の長男坊です。将来の夢はOBや先輩と仲良くさせてもらいながら高校の同級生と結婚し20歳で子供の顔を見ることです。いや、冗談じゃなく、本当はヤンキーになりたかったんだ、と今更ながらそういう志向がある事に気がついた30代です。どうやっても間に合ってません。
 そんな趣味もあり、僕は地元の祭りが大好きです。愛してます。
 特に伏木の街は港町。荒っぽい漁師気風が残るこの街の男の人は本当にかっこいいのです。このかっこよさを少しでも身につけて生きていきたい。そういう気持ちもこめて、毎年この祭りを目に焼き付けるのです。コレ見て男惚れしないやつは男じゃない(断言)。
 けんかやまとは…富山県高岡市において5月15日に行われるお祭りです。
 6台のやま(曳山)が街を練り回し、お互いのやまをぶつけ合う(かっちゃ)というハードなお祭りです。
 詳細を説明するには100時間ほど必要なのですが、とりあえずここまでにして実際の映像を見てみましょう。曳山は全国各地にありますが、ここは特に荒っぽく色っぽいと評判です。
 市中引き回し中のやま。プロはこの引き回しだけでうっとりします。 

そしてかっちゃ。地響きと歓声。男を感じます。

 どんなに親に不義理を働いても、この祭りの日だけは必ず実家に戻るのです。かみさんからも「一年分のエネルギーを充電しておいで」とほったらかし御免の許可をもらっています。この日一日は朝から深夜まで体力の限り伏木の町に張り付くのです。
 なかなかYoutubeにも上がらない、かっちゃ後の勝どきとやまの入れ替え。この間もどきどきするのです。

 僕の会社の先輩に、「大きな工場とか仏像とかにドキドキする」という趣味の方が居ますが(ね●●さん、貴方のことです)、もう、ぜひ、見てもらいたい、この祭り。大きな存在に畏怖する、恐れながらもついていきたい、というこの感覚、ぜひ分かち合いたいです。もう丸一日ドキドキしっぱなしのハッピーデイを送れること間違いありません。ハッピーどころか、男の魂を再確認できます。これが男です。gomaさんも、東京に居るよりお近くに居ると思いますので、是非この日は富山までお越しを!
 とりあえずニコ動アカウント持ってる人でここ見つけた人は下記必見。富山の放送局が作ったドキュメンタリー映像です。
 いかにこの祭りが地元民に愛されているか。本当に祭りを愛するという意味、特に祭りの少ない地方の方に見ていただきたい。祭りがどれだけの人の魂になっているか。経済や政治ではない、宗教とも違う、純粋に祭りを愛する人々で共存が成り立つこの世界。この感覚が解る人とこそ、僕は一緒に活動したい。真剣に、そう思う。