10代のころから20代前半にかけて、描きためていたスケッチブックが出てきた。
画材問わずいろいろ描いていた。
予備校時代が一番描いていた気がする。
あの頃から、既に画翠檸檬は御茶ノ水にあったし、喫茶ミロも裏路地にあった。よく通った。
大学時代、イラストを描くサークルに居るわけじゃなかったし、画を描くのが趣味の友人も居なかった。
どちらかというとコミュニケーションを取るためや、自分を理解してもらおうと思って画を描いていたことはあまりない。ましてやそれを職業にしようとか、自分の役に立てようと思ってたことも無い。
でも、気がつけば多数のスケッチブックにイラストが残っている。
僕の友人にもあまり見せたことが無い、と思う。
(一時、数枚だけ自分のサイトの背景に使ってたことはあるけどね)
なんとなく、描きたい、という感情があった時期があったのよね。
うん、もう、生活に追われてそんな気持ち萎れていましたが。
でも、カメラを持ち始めて、その辺りも喚起されたのかもしれません。
自分の画が好きかといえば、当時は好きじゃなかった。
専門的な勉強をしたわけじゃないし、巧拙は言うまでも無く、下手の横好きもいいところ。
でも、オッサンもいい年になり、再度見直してみると、結構好きになれるものだ。
それにしてもタッチが無節操だな。
何かを模写したり、真似をしながら描いてるのだと思うが、もはや誰の影響を受けてるのかもわからぬ。
バスキアとミロとデ・キリコ、キース・ヘリングは確定的だが。
いいじゃん。こんな捻くれてねじくれた、全うに悶々とした思春期を送ってる画を描く十代、僕は嫌いじゃないぞ。
さあ、それに対してネジくれたまま、社会人から足を踏み外しそうな三十代!
久々にスケッチブックを持ち出してみようか、画を描いてみようか、と思った。
因みに、僕が画を描くときは、今まで
・浪人時代で自分に自信が無かったとき
・あまりに超絶に貧乏だったとき
・女の子に振られて自信をなくしているとき
だった。てーことは、今の僕は・・・?
慰めの言葉や優しい抱擁、お待ちしております。
(いや、今は生活心身ともに全然穏やかなのですが。)