いよいよ祭りの季節です。

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さあ、いよいよ後一ヵ月に迫りました。伏木神社例大祭「けんかやま」。日ごろの行いに感謝して、今年も馳せ参じる予定です。皆様ありがとうございます。法被を取り出し、妻に繕いなおしてもらい、美しい姿でその日を迎えたいと思っています。
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子供の頃からの夢だった「けんかやま」に参加、山車を曳かせてもらったのは二年前。好きが高じて祭りのサイトや映像を作り始めたことがきっかけでした。
そして、山車を曳かせてもらうようになり、僕自身も大きく、良い方向に変貌する事になりまして。
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一昨年、初めて曳いたときは、病み上がりにして、またそれに起因した大きな社会的試練に当たっている時でした。いわば、ある所で自分の居場所を失う危機に直面していました。でも、その時は「筋の通っていれば、邪な者には負けない」という結果で、僕は自分の居場所を取り戻せました。それが今の中国語事業へと繋がり、新しい世界を広げてくれまして。祭りに参加した日、その当日に僕の逆転復活を示す辞令が飛び出していた事、ある種の奇跡(祭りパワー)を感じています。
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昨年も、この時期は一昨年以上に大きな転機を迎えていました。詳細は省きますが、転機に対しての様々な利害関係に立ち向かわないといけませんでした。この時も、祭りから頂いたエネルギーが影響していたと言わざるを得ません(この転機が二月とかだったら即折れてたでしょうね、僕)。

余りある体力と、一週間の帰省の中で取りまとめた本家一族総意の元「結果や利害などどうでも良い。最悪時の面倒は見てやるし、そもそもお前に『負け』はない喧嘩だ。遠慮せず、不誠実な対応には徹底、筋を通させなさい。なん、相手がだら言うとったらウチら全員でかちこんだる(方言・意訳不可能)」と勇気つけられ、転機に対し、最も納得のいく結果を得る事ができました。
この時、一昨年以上に、僕には蝶の紋所と曳山の福神・毘沙門天が味方にいる事を確信したのです。

(もちろん神様云々以前に、家族、大学の同窓、クリエイティブで活躍する仲間、企業人、皆が精神的な後押しのみならず、こんな僕のために専門分野の知見を結集して対応してくれた事が何よりの救いでした。今も心から感謝しています。)
そして何より、利害調整に日に日にやつれる僕に代わって全ての情報を整理の上適切な判断・指示を最後まで出し続けた妻。こちらも福神・弁財天のごとし。あの日の大演説「何よりも貴方は不当な要求をしていない。正攻法でも良いのだけれど、貴方の愚鈍さと馬鹿正直さを知る相手は、言葉尻をつかんで『結果論の利害だけをちらつかせ、筋を通さず』強引に貴方を折れさせようとするわ。結果が良くとも、自分の旦那が筋違いを受け入れるのは私が許し難い。それで手に入る利益など溝に捨てなさい。今回、時間が味方なのだから、ここは沈黙の一手。相手が焦ってから軽口の振りをして第三者の口を借り、耳に入るようにして真のステークホルダーを引きずり出す事。その時点で、相手は条件を飲む(筋を通す)しかカードが無くなっているはず。更に最悪のケースを想定し、弁護士と私が近くの喫茶で待機しますので着信を下さい。私を信じて」。今思い出しても身震いをする。あまりの鬼神活躍のため、その後妻は倒れました。(今は元気です)
全ては、誠実に、愚直に、筋を通して生きること、そのものが僕を導いてくれるものと思っています。
その生き方を守っていけば、世間様からの信頼と、神様の救いが必ずあると信じています。
(宗教には疎いですが、せめて、自町内の曳山が奉る毘沙門天くらいは信心として持っています)
・・・そう思うと、まずは家族孝行、親孝行しないとなぁ。筋が通ってないと言われてしまうよなぁ。と実家を飛び出して、孫の顔も見せぬまま未だ戻らぬ放蕩息子にして、妻に苦労をかけている道楽亭主は思ってしまうのであります。ま、とりあえず祭りの日には実家に帰ります。

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