えーとだ。
説明せねばならぬことがある。
放言戯言で人体成分が構成されている僕ではあるが、時にその性格が「輝かしい未来を持つ若人」に悪影響を及ぼすことがある。だからといって止める気は毛頭無いけどな。黙れ突っ込むな。
僕の言葉如きで影響を受ける若者はその段階でもう一度人生を考え直した方が良いとは心底思うのだが、それはそれ。
とりあえず「30歳以上の中年が言うことは信じるな」は昔からの名言です。
さてその中で。
最近、こんな言葉を耳にするようになってきた。
「僕もたすく先生みたいに仕事したくないとか仕事振ってくるなとか言いながら生活してみたいです!」
「お金や利益に目を向けない姿勢に憧れて僕もワークスタイルを作ってます」
えーと。
まず憧れると言う姿勢をやめたまえ。いいからやめたまえ。
少なくとも僕はたまたま「せんせい業」という仕事に就いてるから「りっぱなおとな」的姿勢を見せているが、それは外面だ。というか見せられているとさえ思えてない。
そしてだ。
大事なことを言う。ここ試験に出るからな。
「利益やお金に背くような仕事をするな。ちゃんと稼げ。ちゃんと利益出せ」
ほんと若い人に言いたい。30歳以上の言うことは聞かなくて良いが僕の言うことは聞け。
あのだな。
僕は「仕事嫌だ」「利益なんざ要らぬ」と言う姿勢を、えーと、その、言うことによってだな、結果「利益を生み出す」という、なんつーか、その、「姿勢を見せるタレント業」的な一面をもってビジネスにしている部分があってだな。その、こう言うところは秘するが華で、あまり言うことじゃないのだがな。その、「そのまんま表層を真似すると痛い目を見る」部分なのであるぞ。
僕は僕でいろんな売文・発言をもって自分という存在を売っているところがあってだな。その、全部構成・構築した上での「利益なんざ要らぬ」発言に至っているわけだ。
この姿勢を持って利益出しているのだ。わかるかこのややこしい構造。
なんというか、その、あれだ。清純派淫靡女優みたいなものだ。
そもそもだな、SNSに書かれている文章を真に受けてはいかぬ。
そんなピュアなことでどうする。ちゃんと中年に冷ややかな目を向けて自分たちの姿勢を貫いていただきたい。
そんな君たちも30年後は必ず僕と同じ思いをするのだからな。