お絵かき




 最近、お絵描きタイムが私腹至福の時間です。


 ちっこいスケッチブックを持って、鉛筆と透明水彩でこちょこちょとやってると幸せを感じます。こちょこちょ。かきかき。


 夜の1時くらいに自分の部屋にこもって描いてるので、根暗いっちゃあ根暗いんだけどね。


 で、昨日はぐがーぐがーと寝ているかみさんをモデルにして遠巻きに描きました。



 翌朝、かみさんが起きてからその絵を見ての感想



 「え、これ、何の絵?大仏?」




 えーと



 選択肢は二つ


 ・僕の絵があまりに下手でかみさんが大仏になってしまった。

 ・元々かみさんの顔が(略)



自分がモデルと言う事に気づいてません。気づいたら離婚です。

セプテンバー




ぱーでぃやー。せいどぅーゆーりーめんばー。


ぱーでぃやー。だんしんいんせぷてーんばー。


ぱーでぃやー。ねーばーわずざくらーうでぃでえー。




モーリス様とフィリップ様のファルセットに魅せられて進む月。セプテンバー。

 そっかー。もう9月なんだー。去年の今頃は、あんなことやったりあんな事やったりあんなこ と やったりしてたなー、ってやってないし。むしろ既に結婚してたし。最近ご無沙汰だし。あんまり去年と今と変わりないなぁ。年取ったってことか。うーむ、時の経つのは早いものだ。しみじみ。




 本当に


My thought with you. Holding hands with your heart to see you.

Only blue talk and love, Remember the true love we share today.


でありますように。僕の周りのみんなも含めてね。

 とにかく、9月は良い月だ。過ごしやすいし、酒は美味いし。

 Happyにいきましょ。うん。

 素敵な月夜くらい、みんなの幸せを願ってみてもいいよね。

 Earth Wind & Fireの曲を聴きながら・・・。





原文:

Ba de ya- say do you remember

Ba de ya- dancin’ in September

Ba de ya- never was a cloudy day

  September/Earth Wind & Fire


今日は始業式だね。学校関連、その他夏休みだった人、頑張ってね。





 去年と同じネタとか言わないで。


知らない人がほとんどなんだから黙っててください。



 更に一昨年とも二昨年とも同じネタとかも言うな。





 うーむ。こうやって並ぶと自分の精神安定度がどう変遷しているか見て取れるな。

 一昨年くらいは相当荒れてたな。まあ、2年かけて僕も大人になったと言う事か。いや3年前に戻ったと言うべきか。おでこの広さ以外。じゃかましい。


 そうねぇ。このサイト始めてから、結婚1回、就職2回、引越3回経験してるのか。そりゃ長く続けてるわけだ。


 なんか最近回顧ちっくなんです。ええ、秋ですから。

青春は遠くにありて思うもの

 僕は18歳、浪人時代に故郷・富山を捨てて東京に出てきました。

 同時に上京して来たのがヒロポンという時点で人生の歯車が既に噛合ってない気はするんですが、まあそれは置いておいて。(本当はとんでもなくお世話になってます)


 その、なんつうか、上京してきたと同時に、昔の過去って、封印したくなったんだよね。ああ忌まわしき高校時代。記憶にも無い中学時代。


 大学に入って友人関係も一新し、過去を全く白紙に戻しました。ええ、いわゆる大学デビューです。富山出身ということを全く忘れ、華々しく(勘違いして)大学デビュー→そして失敗→転落→結婚→転倒→現在。という状況に至ってます。七転八倒です。起きてないじゃん。ええ、何か文句でも。


 まあそれはそれで置いといて。今日は昔話をしようと思ってます。


 もう既に断片的な記憶になってしまってるんですが、中学時代、僕はブラスバンド部に所属してました。うん、結構頑張ってたのよ。音楽、すんごく好きだったし。


 あの時の事を思い出すと、今の僕からは信じられない人間像が連想されます。


 朝七時半からの毎日の朝練習と、夕方は閉校時間ぎりぎりまでの部活動。夏休みはほとんど毎日練習。「バンドピープル」「バンドジャーナル」は当然毎月購読。合言葉は「目指せ普門館」…そう、中学時代は一切遅刻しないで朝練習行ってたんだよね、信じられないことに。今は遅刻しない日の方が珍しいのに。会社には…えーと、11時に出勤してるかな、最近…


 チューバ吹きとして毎日必死に練習してました。ほんと、雨の日も晴れの日も…。あの頃から楽器が大好きだったんだよね。更には音感担当者としてチューニングマスターや合唱の全校指揮など、音楽関係では結構頑張ってたんですよ。ええと、大学時代の体たらくを知ってる人は笑ってください。信じられますか僕がチューニングマスター。僕が指揮台立って「はい。フルート、もう少しピッチ上げて」「バストロずれてるよー」なんてやってたの。僕も今まで忘れてました。これでもオルガン、ピアノ、バイオリンといろいろ習って、音楽に情熱を燃やす健全な中学生だったのよ。耳ぶち壊すまでは。


 なんでいきなりこんな話をするかと言いますとね、ちょっとめげたことがあったんですよ。


 上記のように結構ブラスバンドに情熱を傾け、チューバやスーザフォン道を徹底的に追求する時代が僕にもあったんです。もう徹底的に言わないと誰も信じてくれなそうだから、何度も言います。


 でね。うちの中学校、マーチングもやってたんですよ。


 Links to Marching


 なんつうか、楽器を担いで北朝鮮ちっくなマスゲームをすることです。と、書くと、えらく気持ち悪い遊びのように思えますが


 当時、これが大好きだったんですわ…。


 なんつうかね。この年になって、ようやく昔の自分を見つめなおすことができると言うのかね。若い頃、これで飯が食いたいとか思ってたなーとか、ただマーチングのためだけに富山商業高校(注1)に入りたいとか思ってたなー、なんてのを思い出してきました。


 注1:富山商業高校は全国でもトップクラスのブラスバンド/マーチングバンド部を誇ります。


 こう、びしっびしっとした機敏な動作と、完成された造形美。それに加えて完璧なハーモニー。マーチング、大好きだったなぁ…でも、東京に出てきてから、一言もマーチング、なんて言葉を発したことがなかったなぁ、と改めて思い出したんです。大学時代の友人には、こんな事やってたよって話した記憶が全くありません。昔の宝物って、忘れてくることが多いのよ。チューニングマスターに至っては恥ずかしすぎて言えないっちゅーのもあるが。


 と、ここまでがまあ長い前振りなのですが。


 先日実家に戻ったときにですね、僕が中学3年のときに出場した、全日本マーチング選手権のビデオがあったんですよ。ああ、そんなビデオがあったのか、と言う以前に、そんなん出てたっけと言う気持ちのほうが強かったんですが。年取るとほんと忘れるわ。


 まあ懐かしい、と言うことで、見てみたんですね。

 ビデオをデッキにかけながら、いろんな事を思い出してきました。

 相中学三年の時にはコンクール富山県大会で銀を受賞した(注2)なぁ。…今一歩県代表になれなかったっけ。とか…

  夏休み、同級生と一緒にメジャーを床に並べ、歩幅を62.5cmにそろえる練習を朝から晩までやった、とか(マーチングでは手足の上げ下ろしや歩幅が統一されてないと綺麗になりません)、足腰鍛えるために筋トレとかマラソンとか、いろいろやったことを思い出しました。と同時に、どこで足を踏み外したのかも考えてしまいました。


  思い出は美しくあるもの。

  僕も当時の情景に浸っていました。


  で、ビデオが再生。


  「次は、福岡中学校ブラスバンド部の演奏です。」


  …

  ……


  プヘェ


  なんだこの聞くに堪えない不協和音は


 思わずビデオ止めてしまいました。あああびっくりした。全身の毛穴開いちゃった。当時はこれで真剣に全国大会とか目指してたんだから驚いてしまう。と同時に、僕が精一杯努力した3年間の集大成でこのレベルだったのかと、思わず愕然としてしまいました。こりゃおいらがいくら努力してもウダツが上がらない訳だと一人納得して更に鬱どのくらいのレベルかっつーたら…大学時代に所属してたサークルと同じレベルくらい



 


 昔の思い出には、触れないほうが身のためかもしれません…。


 思い出は、そっと胸の中でだけ記録しておいたほうが良いんだと、心底思いました。おわり。




 
 
 注2:富山県大会で銀… ブラスバンドのコンクールでは、演奏した学校が3段階に分けられます。上位には金賞、平均には銀賞、いまいちには銅賞が送られる。で、金賞の中から県代表が何校か選出される仕組みになってます。と言うわけで、僕の学校は平均だった、と言うことです。今一歩どころか、全然県代表に到達できるレベルではありませんでした。

 因みにその時の課題曲と自由曲は「コンサートマーチ’87」「ローマの祭り/レスピーギ」でした。わかる人居るかな。居るわけないです。わかってます。でも久々に思い出したので、自分が覚えるために書き留めておきます。ああ「風紋」ってのもあったなぁ。課題曲を「コンサートマーチ」じゃなくって、「風紋」か「ムービングオン」にしてくれって顧問の先生に直訴しに行ったこともあったなぁ…大好きだったなぁ「風紋」…僕にとって風紋と言えば、石井歓ではなく保科洋です。でも、曲想と言い、存在と言い、保科洋って、合唱界で言う荻久保和明みたいな存在なのかな…。うーんテイクオフ!前奏最後の4拍目でディスコ!(誰かこの回顧妄想とめてください)

富山

 地元・富山にやってきました。


 北陸を裏日本なんて言うな。




 「西海岸」と呼ぶことにしよう。そう決めよう。決めた。



 「Xさんはどこ出身なんですか?」


 「あ、西海岸出身です。」


 「は?」




 虚しさとは世の移ろひに似たり…


賞賛

 一切、才能や努力は関係なく、



 他者からの賞賛や拍手、羨望は金で買える。



 賞賛が欲しいため、ただ闇雲に行動しても意味は無い。

 金を積めばいいだけの話だ。


 ならば、何が欲しくて行動するのか?


才能

 端的に言ってしまうと、才能があるのに、何か(周辺、運命等)に潰された人間と言うのは居ない。


 少なくとも、僕の周りで、才能のあると思える人間は、何かしら世の中に対して才能を表現し、相応の賞賛を貰っている。


 表現は出来たが、望むほどの賞賛が得られなかった、と言う人も居る。これもまた、その人が望むほどの才能が無いのだ。厳しい言い方だけどね。


 別に何の才能が無くても、飯は食えるし、生きていける。人より優れて無くても、他人と同じであっても、困ることなど、何も無い。


 それなのになんで、「僕は才能がある」「僕は個性的だ」と思い込み、敢えて苦しもうとするのだろうか。


 才能がある人は、必ず世の中に出てくる。


 あなたに才能があれば・・・常に好きなことに対する努力を続けていれば、必ず日の目を見ることがある。(日々の努力もまた、才能の一つだと思う。)


 あなたに才能が無ければ・・・それだけの話。でも、あなたの存在を否定されるものではない。才能や個性の無い人だって(全く無い人など、また居ない)人から愛されない訳じゃない。



 別に人と違ってなくても、才能が無くても、良いんじゃない?不釣合いなオンリーワンや、不相応なナンバーワンなんて、しんどいだけだよ。


 なったこと無いから分んないけど。

部屋番号は335

 ジャズと言うと、中には、古くさい音楽だと思ってる人がいる。まあ、確かに、長い間愛されてきた音楽だから、古いものはあるかもしれない。でも、くさいものは、ないと思うんだけどな。よくは、分からないけどね。


 僕は今、ちょっとだけ古くって、でも、全然くさくない「Room335」と言う曲にはまっています。これはジャズなのか、と言われると困ってしまうのだけれど。何となく文頭に「ジャズ」と書きたかっただけなんだよね。ごめん。


 今僕は「Room335」を、ちょっと古い、と書いたけど、今聴いても全然違和感は無い洒落た曲です。バーやライブハウスはもちろん、近所のスーパーマーケットにかかっていてもおかしくありません。実際、昨日買い物に行った板橋区のスーパー「ライフ」ではBGMにかかっていたよ。それが、どうお洒落なのかは説明できないけど。でも、スーパーのBGMになる曲っていうのは、人の邪魔をしない曲、耳障りじゃない曲、って事だ。人間でも何でも、目障りじゃない、耳障りじゃないものには、それだけでちょっとした大人の余裕と、ちょっとしたお洒落テイストを感じてしまう。何だお洒落テイストって?


  大人を気取りたいわけじゃない。29歳にもなっていて、大人を気取る必要なんて、全くない。むしろ、青臭い曲を聴いて、若者を気取りたい年頃だ。だけど、青い曲も臭い曲も、聴いたことがない。だから、若者を気取ることも出来ないわけで、僕は仕方なく「Room335」で年相応(よりちょっと若い)気分を感じている。


 この曲は、ラリー・カールトンさんという、今や70歳を超えたおじいちゃんが25年程前に作曲、演奏をしたんだけど、彼の弾くセミアコースティックギターの音色がとても心地良い。セミはあんなにも耳障りなのに、セミアコになると、途端に丸い音色になる。不思議なことだ。


 「Room335」では、彼のギターが、ボーカルだ。言ってる意味が良く分からない?でも、これは真実だ。因みに、フランスの歴史書はみんな冒頭に「これは真実だ」と書いてあるらしい。だからと言って、信用できるとは限らない。でも、僕が言ってるのは真実だ。信じて。本当に、ギターが歌っているのだ。


 でも、この曲には歌詞がない。何故なら、ギターは発音が出来ないから。でも、ギターが歌ってるのは間違いない。この歌声を是非聴いて欲しい。楽器だって歌うことが出来るのだ。ギターの歌声が聞こえる人は、今度はドラムの歌声にも耳を傾けて欲しい。この曲は、ジェフ・ポーカロさん(故人)と言う、これまたドラム界ではトンデモナイ人が叩いているのだけれど、ハイハットとスネアとバスドラムの音だけに耳を集中すると、この曲の新しい魅力が見えてくる。もちろん、キーボードソロや、ベースラインに集中して貰っても構わない。どれもみんな歌っていて、魅力的だ。それぞれが歌うだけじゃない。お互いが相手の歌声に反応し、その場その場でフレーズをどんどん変化させていく楽しさがある(インプロビゼーションって言うんだっけ?)。ドラムとベースがアイコンタクトをし、キーボードソロの伸びに合わせてフレーズを変え、それにまたキーボードがアドリブで返答を返す…打ち込みでは経験できない世界が、ここにはある。


 やっぱり、相手の感じ方に合わせて、どういう戯れをすればいいのか、その瞬間その瞬間で考え、絶妙のタッチを導き出せるようにならないとね。「Room335」を聴いてると、ちょっと上手なエッチを体験した気分にもなる。それもまた、この曲のいいところだ。


 僕も今、上手なエッチに参加したくって、ベースを練習してます。

 エッチは何も裸の男女の交ひだけじゃないよね。楽器を操って、誰かと一緒に演奏することも、充分エッチな事だと思う。快感の度合いも、決して負けてないと思うよ。楽器がへたくそな僕でも、こんなに気持ち良いんだから、巧い人は、とっても気持ちが良いはずだ。


 僕も早く、みんなのプレイに、参加できるようになりたいなぁ。


 もちろん初体験の場所は「Room335」でね。