僕は現在、自宅から会社まで電車で片道約1時間(市川~板橋)かかるため、その間をどのように過ごすかが僕の人生の一大プランとなっています。なんたって、一週間で往復計10時間を電車内で過ごしてるわけだからね。一ヶ月だと40時間!10秒連射ができれば、864,000回転で(略)(略)(略)(略)しおれけるなり我が金玉。


 で、最近、通勤中はパーネルホールの作品を愛読してます。


 Links to Parnell Hall


お人よしで気弱な探偵・スタンリー・ヘイスティングスが活躍しないで問題を解決する一連の推理小説群を書いてる人です。

あんまりねぇ、推理小説って読まないんだわ。頭悪くて、途中で何がどうなってるのか分らなくなるのよ。ページめくったら「あら、こいつ死んでたんだっけ?」とか、「何時の間にアリバイがあったの?」てな感じで。読んでて取り残された気分になるんです。なんつうか、一言一句神経を張り巡らせてきちんと読んでいかないといけない小説ってのがついていけないんです。そんなに注意力無いんです。勘弁してください許して下さい。延々と探偵の独白なんかが続いたりすると眠くなるんです。「ページを4,5ページうっかり飛ばしても伝わる分る推理小説」なんてないですかな。そもそも飛ばし読みする奴が悪い。

江戸川乱歩は結構好きだったけどね。あれは推理小説じゃないか。


まあ、そんな中で、ホールの作品は区切りがはっきりしてて読み易いです。推理云々でなくスタンリーのおトボケぶりがいい感じ。つうか推理はどうでも良い。推理や理論構築ではなく、単に読み物として面白い。推理小説というか、落語的な楽しさだな。主人公がトボケテルから、読んでるこっちがトボケてても全然気にならない。やっぱねぇ、息抜きで小説読んでるんだから、あまり気合入れないで読みたいよね。本を読むときぐらい、マグロにさせろ。<誰に言ってる?



 ともあれ、パーネルホール、良いですよ。是非読めれ。



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 競馬好きの愛読書・ディックフランシスも読んでみたけど、あれは訳者が悪いのかなぁ、思ったより良さが伝わってこなかったぞ。多分原文ではもっと面白いんだろうなぁという雰囲気はあるんだけど、巧く伝わってないのが読んでてもどかしい。「ああここはとっても力入って面白い文章なんだろうなぁ」と言う雰囲気だけ分って、実際に伝わってこないのがすんごいもどかしい。


 何だかんだ言っても、通勤時間って読書するのが一番落ち着くよね。

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