僕は口下手

 僕は口下手です。

 飲み会の席で、話題が「話し上手・話下手」に流れそうだったので、如何に僕が口下手かということを滔々と語ろうとしたら「わかったからお前黙れ。ブログという名のチラシの裏にでも書いておけ。」と、はるか年下の女性からいじめを受けました。コレなんて新手の放置プレイ?

 というわけで今日は僕がいかに口下手かということを語ろうと思います。

 まあ、ね。そもそも10年以上昔から僕のことを知ってる人は、それほどトークが上手いわけじゃなく、語り口が複数あるわけでもなく、どちらかと言うと聞き役に回ることが多い僕の立ち回りを良く存じている方は「何を今更」という感があるでしょう。うん、正直、今更口下手を公表する必要も無いと思うのですよ。

 ただ、最近の業務として、プレゼンとか会議を含めて人様の前で語ることが多くなってきたため、どうしても場数をこなす分、ソツなくこなせるように見える術を見につけてしまったようで「コヤツは口下手ではない」という印象を与え始めてしまっているのです。わぁお。何たることだ。対人恐怖傷つきやすい引き篭もり駄目社会人の僕を捕まえて「あなた人前で話すの得意でしょ」と言われることがどれだけプレッシャーか。精神的苦痛を受けた。訴えてやる。

 そもそも、人前で語るのが得意でならこんなブログ書かへんて。
 口頭で伝えるの苦手だから文章にしてるのに。

 僕は人の顔色を伺う小心者なので、自分のペースでモノが語れないのですよ。他の人が聞いてないことを延々と語るのは本当は苦手なのです。その点、文章だといくらでも気にせず書けるから気が楽なのです。世の中みんな筆談になればいいのに。僕だけ分厚いノート持ってきます。

 つい最近これに良く似た文章を書いた気がしますが気にせず先に進みます。大事なことなので何度でも言います。

 そして何よりも、僕は自分の声が嫌い。

 芯が通らず、メカニカルな声なのが癇に障っていて、自分では何とか声色を改造したいと思うほどにコンプレックスなのですよ。ええ、顔面や頭髪については突っ込まなくて結構です。間に合ってます。

 そんなわけもあって、更に僕は語るのが苦手なのです。

 話すよりももっとお互いに分かり合える手段があるじゃないですか。僕はそっちのほうが好きです。

 そちらに関しては僕は決して下手だとは思って(略)これ以上書くとまた「社会人として節度ある記述を心がけるように」と指導が入りそうなので、とりあえず唐突ですがここで一旦筆をおきます。むしろこっちの方が僕の名誉にかけて大事なことなのですが。そうそう筆といえば僕の(略)。

 多分こういう脊髄反射的な思考方法が口下手の最も根幹的な理由だと思います。

「僕は口下手」への3件のフィードバック

  1. 放置プレイをかました者です。
    私も同じなんです。
    人前に出ること、話すことは、ともに苦手部門第5位以内に入ります。でも慣れって怖いです。いつの間にかしゃべる人、みたいなイメージが定着してしまいました(゚Д゚)
    自分の声が嫌いというのも、共通項です…。
    (でも私はX-10さんの声好きですよ)
    私は外見に比べて声がやたら低いのがコンプレックスです。
    昔「もっと小鳥みたいな声だと思った」と言われてすんげえショックでした。
    筆www

  2. 私もX-10さんの声好きですよ。
    やさしい話し方で素敵だと思います。
    でも、話すのが苦痛だそうですから、
    今度お会いした時には抱きしめますね。
    ちなみに、人前で話すのは大好きです。
    決して上手ではないけど・・・(^_^;)

  3. ●>麗しき女性 お二人様
     素敵な二人からそんな優しい言葉をかけられると女性免疫の無い僕はすぐ騙されてしまうじゃないですか。自分の声が美声だと勘違いします。明日から僕はジャイアンです。ホゲー。
    ●>ゆりちゃ
     不得意だと思うことほど、人間意識的に上達するのかもしれませんね。ゆりちゃの講義は本当に上手ですよ。声だって、十分に魅力的です。自信持ってください。
     今でも、その昔に池袋校で2人でおこなった説明会は本当に良い内容だったと思ってます。またやりたいね。
     
     ゆりちゃの声が小島みたいだと思ったことはありません。
    ●>人見さん
     えーと、あの、もじもじ。照れてしまいます。
     ご無沙汰してますが、お元気ですか?いつもブログ拝見してます。なかなかお会いするチャンスが少ないですが、いつでも呼んでいただければ馳せ参じます。
     人見さんと、ちゃんとお話したのって、これでも一回しかないんですよね…(体験授業のとき)。
     人見さんのプレゼン、ネクサスナイトの発表のとき一度しか見てませんが、観客に物怖じしない堂々とした素敵な発表でしたよ。今度授業受けに行かせてください。

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